例えばですが、子どもが飲食店で騒ぎだしたとしましょう。
「ほら!鬼が見てる。連れてかれるから静かにしな!」
「あの人が怒ってるよ!」
「○○ちゃんは良い子なのに、おまえはもう!」
ここらへん、出がちでは?私も、あまりにもいきなり子どもが騒いだときに、とりあえず黙らすのに「鬼さん来るよ!」は使ったことあります(苦笑)。でも、コレだけじゃ、なんでさわいじゃいけないの?ということは分からないままでしょ?なるべくなら、一度店を出て、ちゃんと説明し、落ち着かせてあげましょう。子どもも外に出ると、良い気分転換になるし、騒ぐと店を出なくてはならないって体感できます。納得いってないようでも、ちゃんと向き合って説明してあげるのは大切なことだと思います。親が向き合ってくれているってのは、子どもにとってプライドになります。
「あの人が怒ってるよ!」も、ぜーったい駄目。怒っていると言われたあの人が怒っているのは、そのセリフを言ったあなたのほうなんだから!怒っている設定になってしまったあの人にとっては、はた迷惑な話です、全く。しかも叱る役を他の人になすり付けるなんて、親として絶対しちゃいけません!叱るのは、子どもと一緒にいるあなたの役目。あの人、ではありません。
そして、お友達や兄弟と比べてけなすのはやめましょうね。その場は静かになるかもしれないけど、卑屈な気持ちになったり、その子のことが嫌いになっちゃったり、良いことなんてその場が静かになるかもって事だけなんだから。
「~だから、ダメ。」
子どもにいう言葉はシンプルに、コレで良いんじゃないかな?ま、これですんなり黙るとは思わないけど、余計なものをゴテゴテとつけて、子どもを攻撃しちゃいけないという事です。それに、子どもが退屈にならないよう一緒に何かお話したり、コソコソとくだらないゲームでもしてみたり、騒ぐ前の先手を打つのも大切です。
ま、コレはお話できる年齢になってからですね。
もっと小さい子は、個室をとるなり、ご機嫌でいられるような好きなものを用意する位で、よっぽど子どもお断り!のお店でなければ、親が子どもをあやしたり頑張っている姿を見れば、周りの人も寛容に見守ってくれるのではと思います。(たまに怖い人もいるけどさ)
でも、騒いだら騒がせっぱなし!このバカ親が!出て行きやがれぃ!!と叱り付けたくなる親も結構見かけます。本当、コレだけはやめてよね。
そして、いっつも騒いだらダメ!ではなくて、自分のお家や公園、原っぱ、色んなところで騒がせてあげましょう。一緒に騒いじゃいましょう。本来子どもは騒がしいものです。ジックリ研究家タイプもいるけど、そんな子はジックリ何かやっていればいいし、騒ぎたい子はケンカだって取っ組み合いだって何だってして騒げばいいのです。騒いでいい場所でね。
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